番外編:「術後二年」




気がつけば、来月12月には術後2年。

昨日PET検査を行い、主治医より「異常なし」のお墨付きをいただきました!




毎度結果を聞くまでのあの気持ち・・・言葉では伝えられません。




実は今回、少し前倒しでPET検査を入れていただいたのは、少し気になる痛みが出てきていたからです。「腰痛」です。




尾田平先生は相変わらずの口調でしたが、腰痛を告げると珍しく顔色を変えた…ような気がしました。

またまたネットで良くない情報に心乱されてしまった私は、腰痛が骨転移のサインではないかと思いつめていたのです。




「ちょっとそこ寝てみ」と言われて診療台に横になると、尾田平先生は私の腰の一部分を押さえて質問しました。

「ここ痛い?」

「いや、そこだけじゃなくて、全体的に痛いです…」

「転移は、押さえたらピンポントで痛いんじゃ」

(ちょっと安心する私)

「ほな、PET入れるか」




こんな運びで早めのPETとなりましたが、不安や緊張は術後一年の時とほとんど同じでした。そして出たPETの結果に、今ようやく心が落ち着いてきたところです。




また新たに人生の切符をもらえたと、今日の過密なスケジュールの仕事ですら愛おしく感じます。当たり前のように仕事ができる毎日と、あの過酷な闘病の日々をくぐり抜けてきた過去の自分に感謝の気持ちでいっぱいです。よしよし、してあげたくなりました。




みんなはもしかしたら、仕事仕事の毎日に不平不満を言ってるかもしれないけど、そんなの贅沢な悩みだよー!って思います。時々、そういう人を見て腹が立ったり、妬ましいと感じることもあります。




以前の私なら、そんな感情さえ罪悪感となって苦しかったです。でも今は、そう感じるのも自然なこと!と受け入れ、スイッチを切替えて、目の前にある仕事を頑張るようにしています。悔しさをバネにするというか、その方が生産的ですし。(自分の仕事も好きですしね)




病気を経験するまでは考えもしなかったこと、思いもしなかったこと、感じなかったこと、それら全てが財産になり、私を強くしてくれているのかな、って思います。




あと、いつもクールな主人ですが、PETの結果をとびきり喜んでくれたことが、いちばん嬉しかったです。




(今までに見たこともないハイテンションスタンプが送られてきました)




さて、クライマックスに向けて、本編も頑張ります・・・!







Pink Rebooorn Story

2024現在、たいへん健康^^ 2015年にステージⅡb、大きさ4.7センチ、Ki67:87%の乳がん発覚。 このサイトでは、乳がん発覚〜術前抗がん剤〜手術+再建終了までの 約1年間の闘病生活を振り返り時系列で綴っています。 待望の妊娠!と思ったら、トリプルネガティブ乳がんでした…

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