おしらせ:「変化がありました」
みなさまこんばんは。杏莉です。
先週、私のからだに変化がありました。
術前化学療法(抗がん剤投与)を開始したのが、2015年6月9日。
今からちょうど4年前のことです。
先週の5月21日、ずっと止まっていた生理がやって来たのです。
とにかくびっくりしました…!
今年で40歳。尾田平先生からは「戻る人もいれば、戻らない人もいる」と聞いていたので、私の場合はもう戻らないものと思っていました。
人間の回復力って、本当にすごい。
ちょっと夏を感じるような4年前のこんな季節のことを全く覚えていないのに、からだに異変を感じたあの日からの一日一日が鮮明に思い出されて、泣きそうになりました。
夜、お風呂に浸かりながら、自分の体にたくさん「がんばったね、ありがとう。」を言いました。
子供を授かりたくてしょうがなかった4年前。
乳がんを告知されて、卵子凍結も考えました。(最終的にしませんでした)
今、あの時と同じ気持ちで子供を授かりたいかと聞かれたら…
この4年間で物事の捉え方や感じ方、考え方に我ながらずいぶんと広がりが出たと思います。
子供を授かるも授からないも、流れにまかせて。
というのが今の私の気持ちです。
今、乳がんを告知されて、妊娠・出産について絶望の淵に立っているあなたへ。
何も心配せず、今のあなたがしたいようにされてください。
私がそうであるように、すべての選択は間違いなく悔いのないものであったと言い切れる日が必ず来ます。
どうか、ちょっとしんどいけれど、乗り越えてください。
3月、病院敷地内のカフェテリアにて
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