番外編:「手作りチョコ」




 バレンタインデーにちなんで、チョコレートのエピソードです。




 抗がん剤治療を全クール完了し、さあ手術だという2015年12月。そのころ私は、食生活についていろいろなことを考え巡らせていました。




 病気になってしまったとき、多くの人はその原因を考え、可能な限りその原因から離れた生活をしようと思うものです。

 私はPETの経験から「糖質」を警戒するようになっていました。(現在はそれほどでもないです。)




 でも、甘いものに目がない私にとって、糖質を控えるのはとってもつらいことでした。

 ネットで砂糖抜きのスイーツを探してみたりしたのですが、白糖が入っていないという商品の説明をよく読むと「何らかの別の糖類で甘みを加えている」ということがほとんどでした。




 じゃあ自分で作ってみようかと、試行錯誤していたとき、免疫療法の先生から免疫や乳がんについてのお話を聞く機会がありました。その質疑応答でたどり着いたのが「100%カカオマス」+「羅漢果(らかんか)」の、ホームメイドチョコレート。

 免疫の先生が唯一、あえて言うなら安心かもしれない、と挙げられたのがこの羅漢果という甘味料です。







 羅漢果は高いのですが… チョコレートが食べられる!と嬉しくなり、材料を買ってさっそく手づくりしました。レシピはいたってシンプル。カカオマスを湯せんで溶かして、羅漢果と混ぜ合わせ、冷やして固めます。(無調製豆乳を練り込むと、まろやかになります^^)




 それを口にした瞬間…

 口の中い〜っぱいにカカオの香りが広がり、




「久しぶりのチョコレートだぁ〜…!」




 胸が幸福感でいっぱいになりました。




 もちろん、市販のチョコレート商品には、味も風味も劣ります。(は「何これ」と言ってましたけど。笑)

 でも、このチョコレートは私にとって特別な味となり、今もときどき作って食べています♡




みなさま、ハッピーバレンタイン!







Pink Rebooorn Story

2024現在、たいへん健康^^ 2015年にステージⅡb、大きさ4.7センチ、Ki67:87%の乳がん発覚。 このサイトでは、乳がん発覚〜術前抗がん剤〜手術+再建終了までの 約1年間の闘病生活を振り返り時系列で綴っています。 待望の妊娠!と思ったら、トリプルネガティブ乳がんでした…

0コメント

  • 1000 / 1000